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第三十九話 父の問い

Autor: 月歌
last update Veröffentlichungsdatum: 2026-09-10 11:00:00

征吾から呼び出しを受けたのは、その日の夕方だった。

怜司が会長室へ入ると、父は窓際に立ち、本社を囲むビル群を見下ろしていた。

「お呼びでしょうか」

「座れ」

怜司が向かいの椅子へ腰を下ろすと、征吾は一枚の報告書を机へ置いた。

例の管理番号について、内部監査がまとめた途中経過だった。

黒崎本社の役員室系統で使われる共通経路。

利用可能だった端末は、すでに数台まで絞られている。

だが、実際に誰が操作し、誰の承認で一ノ瀬エレクトロニクスへ照会を出したのかまでは、まだ特定されていなかった。

「どう見る」

征吾が尋ねる。

怜司は報告書から目を上げた。

「電子部品事業部単独で出した照会ではありません。少なくとも、本社の役員室系統を通っています」

「一ノ瀬は?」

「雅人が旧資料の収集に関わった可能性は高いと思っています。ただ、最初の照会を発行した人間と同一とは限りません」

「隆臣はどうだ

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Kommentare (2)
goodnovel comment avatar
ウサコッツ
そろそろ話進めて欲しい 海外に行って帰国した後の ストーリーが読みたい
goodnovel comment avatar
ウサコッツ
初恋帰国して 離婚言い出した元旦那に言う必要ないし まだ義理父に言ったほうが すんなり動いてくれる 元旦那は必要ないんだよ 無能すぎて離婚大正解
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